。*゜ミルクブラウン色のキモチ。゜*。

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日々生活の中で、想うキモチを書き綴っていきたいな・・・♪

カテゴリ:。*゜story゜*。( 6 )

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~ 騒々しい一日の始まり ・・・  森宮 奏 の場合 ~

1年前 おジジが突然家族を集め「この家は 奏に相続し わしゃイタリアで隠居する!」って
宣言しやがったきっかけで...なんとまあ...オレの両親までもが一緒に付いて行ってしまった。
そのころ...ちょうど装飾デザイン事務所から独立を考えてた時でもあり...
スランプで塞ぎ込んでたのをおジジが知ってたか気付いたかよく分かんねーけど...
発破かけるつもりだったのか...うも言わさない行動に巻き込まれてあれよあれよの内に
オレはこの家に舞い戻って個人事務所を開いた。
しかし...軌道に乗せるまではスタッフを雇うまでなく一人なんとか飯でも食えるぐらいの
細々な仕事をしていたいと思っていたが...
持つものは友...お節介な悪友共がここぞとばかりに仕事を持ちこんできやがって...
おかげで今では寝る暇も惜しんでお仕事に勤しまさせられてるような...。おっと...これは禁句。
好きな仕事を続けられるって実感させられたって感謝極まりなく....だな...(苦笑)

一人悠々自適なワークライフかと思いきや...
半年後3つ上の兄キ薫が仕事で2年間海外単身赴任に
一か月も経たない内にぶっ倒れ 慌てて義姉がかけつけるコトになるのだが...
2人の一人息子陸(リク)を慣れない外国に一緒に連れて行くにも...
陸自身が幼稚園が良いと言い張り
ならばと...可愛い甥っ子の面倒はオレが・・・ってタンカきったのだが
一人で陸を面倒見させるのは申し訳ない(不安)と..
この春から大学院に通うことになった義理姉の弟
拓人が居候兼ベビーシッターももれなく同居するようになった。
は良いが...幼い陸は目下反抗期ちう...
母親がそんなに恋しけりゃ一緒に行ったってよかったものの...
母親の前でこれでもいっぱしの強気見せちゃって...
誰に似たんだか...ってオレそっくりかも...ってか。
今朝もハンスト起こしやがって...毎度の朝のひと騒動ってなところに思わぬ事態。
そう...今度は...ノー天気そうで華奢な男みたいな女(偏見か...) が同居って...
おジジは一体何企んでるんだか...。
さて...あのお嬢さんどうしたものか...。 
PCのデーターを依頼主に送信しつつ溜息まじりにつぶやいた。


「じゃあ...行ってきます♪ 」玄関で2人の声がした。
おっと...陸と拓人が出かけて行ったらしいな...。
携帯を取り...データ送り先の相手に知らせの連絡。
「なんだ?えらい早い連絡だな...奏。」 勝手知ったる悪友圭吾の仕事モードの第一声。
「悪ぃ...オレ今日の打ち合わせ出れそうにないから圭吾頼むわ...。」
「ヲイ!いつものことでも...今日のはお前が居ないと話進まねえって言っておいただろうが!」
「うん...。分かってるが突発的事態が家で起きてな...家空けられねーんだよ。
でな...詳細も付け加えて解りやすいように指示も入れといたから...なんかあったら電話くれ。」
「その...突発的事態って...お前...またなんかあったのか? 大丈夫なんだろーな?
 とりあえず何とかこなしてみせるが...今夜そっちに行って聞くからな...。
 一人で抱え込むなよ!! じゃあなぁ!!」でキレてしまった...。
どうやら圭吾も朝からご多忙な様子だが...
きっといつものメンバーが今夜集まって構うんだろうな...
まっ...今後のコトもあるんで...あいつ等にも支持を仰ぐとするかぁ...
などと思いつつ仕事場を出た。

仕事場を出た途端...ちょっと怒っているような仁王立ちのお嬢さんが...ズカズカやって来て
「朝ごはん食べずに仕事するってよくないわっ!!さっさとあなたも食べなさい!!」
細身の体でよくこんなパワーが出るものだと感心させられつつ
グイグイ腕を引っ張られてダイニングテーブルに着かされ キッチンに行ったと思いきや
テーブルにドンドンっと朝食が並べられた...。
「いつもマンマが口癖のように言ってたの。 朝食べないと元気もでないし良いアイデアも浮かぶ頭にならないって...。 アンタいかにも食べてなさそうじゃん! サクッと食べて♪」
ニィーっと笑った笑顔はどこかで置き忘れてたような記憶にあったような...
などと思いつつ呆気にとられた。
「いただきます」 と手を合わせて食べようとすると
仁王立ちして食べる様子をうかがう彼女のお腹がグー♪
「キミも一緒に食べようよ。キミこそカラ元気のようだし また倒れれれると困るから...」
笑いをこらえながら言えば...真っ赤な顔してくるりと踵を返してキッチンに...
すぐさま戻って自分の朝食を置いて座り「いただきます♪」 と言ってぱくつき始めた。

【 奏ちゃん...これ美味しいね♪ 奏ちゃんと一緒に食べるとなんでも食べれちゃう♪ 】 
ふと...幼き頃の交わした言葉がよみがえってきた...。

「一人で食べるより やっぱり一緒に食べる方が美味しいよね♪」 満面の笑みで言われて気がついた。
テーブルに並べられた朝食を口にして...懐かしい幼き頃の思い出がよみがえってしまった。
「懐かしいな...」つぶやいた一言に彼女は目を丸くして味が合わなかったのか心配で見てた。
「悪ぃ...ちょっと昔思い出してしまった。 とっても美味しいよ♪」
普段は朝から食欲もない奏だが...この場はなんとか納めないと...と頑張って食べてしまった。
食後のコーヒーを飲みながら...
「今朝はおチビが無理言って悪かったね...ありがとう。助かった。」
「うううん。私料理好きだから全然平気♪ むしろ楽しいわ♪ でもここン家の食材凄いね。驚いた」
「ああ...オレには全く解んねえけど...勝手に補給して勝手に料理する仲間が居るんでね。
 そうなってるって言うのかな...キミも勝手に使っちゃって良いからね」
「私カーナって言うの♪ これからここに住まわせて貰うんだから私にキッチンなどの家事任せてね」
「ホントに...ココに住むつもりなのかい?おジジの言ったこと真に受けなくて良いからね...。」
「 No!! おジジは良い人! 頼まれてここまで来たんだから一緒に生活させて貰うわよ♪」
(こりゃまた...頑固そうな...。)
「・・・・分かった。じゃあカーナに任せよう...。で...今夜から住んでもらう部屋だけど...」
「あっ...おジジが言ってたぞ! 3階の東側の角部屋使ってくれって♪」
(ヲイヲイ...おジジ...何仕切ってんだか...あそこは...まぁ...良いかぁ...一番無難な部屋カモな)
「おジジが?じゃあ早速部屋を案内しよう。それとこの家の中も一緒に説明するよ♪ついてきて」

一階は燦々とお日さまが降り注ぐ吹き抜けの広いリビング・その奥には奏が使っている仕事部屋と書庫あとダイニングキッチンと食品倉庫にバス・トイレのサニタリールーム 
二階は客間が2部屋に居候の拓人の部屋と陸の部屋(一種の遊び部屋寝るのは拓人と一緒)
三階は...いずれ一緒に住むであろう人のために改装したスイートルームにしてしまった
だから東の角部屋は無くしてしまったんだが...おジジが言うんであれば仕方がないか...。

「ココが三階の部屋なんだけど...実はこの前改装しちゃってね...オレの城にしちゃったんだ。
 一つは使ってないから...そこ使って貰えるかな?」
日当たりの良い南向きのリビングにちょっとしたカウンターバーがあって
北側には大きなクローゼットがあり横にはバスルーム...そして
指差した部屋にはシンプルなダブルのベッドが一つだけ。ぽかーんと見つめてたカーナは...
「こんなに広いのにベッドだけ? いいの?私が使って? 」
「ああ...良いよ...何せ男所帯だからココが一番良いと思うしね...。シンプルすぎるなら好きなもの
 置いて良いからご要望があればすぐに何とでもなるよ」
「一つ聞いていい?」
「何でもどうぞ。」
「奏って何者?なんでそんなこと言えるの?お金持ちには見えないんだけど...」 
面食らった奏は思わず大笑いしてしまった。
「いやぁ..参った!ごめん...。オレの装飾デザインって仕事してるんだ。だからその手の関係する
 仲間が居てね...言えばなんでも揃っちゃうんだ...その代り仕事をオレが引き受けるんだけどね」
この生活は学生の頃から変わりなく持ちつ持たれつの腐れ縁で続いてるからマヒしてるんだと
改めて気付かされたようだ。
「私は自分で出来ること何とかする。だから勝手に構わないで欲しい。
 だから しばらくはこのままで使わせて貰うよ♪ ありがとう♪ 私に部屋を与えてくれて」
ニィーと笑顔で手を差し出され...思わず交渉成立ってか?!

「あっ...奏!! 仕事の方は大丈夫なの?拓人が午前中仕事で忙しいこと言ってたけど」
「ああ...問題ない大丈夫だ...さっきけり付けたから今日はオフにした。
 カーナと話をしないといけないって思ってたし 夜にはカーナの歓迎会になるはずだしなっ♪」
みるみる内にカーナは顔真っ赤にして目をウルウルし始めた...。
「ヲイ!!大丈夫か?オレなんか酷いこと言ったか?」 オロオロする奏の姿が可笑しくて
泣き笑いになってしまったカーナ。
「いや...すんなり受け入れてくれるかどうか不安でいっぱいだったから...嬉しいんだ♪
 ありがとう...奏♪ 感謝する♪」 かがんで心配そうに見る奏に抱きついてChu♪

「実に有難い行為だが...ココは日本...やたらむやみな行動は誤解を招くから気をつけて。
 特にココは男所帯だしね。頼むよ!!」
「 Mi scusi !! ごめん!! 以後気をつけます...。」
真っ赤な顔してポリポリ頭かきつつ照れ笑のカーナ...奏は小さな思い出をまた思い出して苦笑した。

「じゃあ...分かってもらえたって事で...カーナは長旅で疲れてない?
 シャワーでも浴びてちょっとお昼まで休んでていいよ♪ 
 オレは仕事場に居るから用があったら声かけてくれたらいいからね♪」
「えっと...じゃあ..シャワー使わせて貰う...。
その後キッチン片付けて洗濯ありそうだから片付けさせて♪」
「疲れてないかい?無理しなくていいよ♪これから先長いんだからね♪ ゆっくりしなさい」
「 Grazie ♪ 奏♪ じゃあ...お言葉に甘えさせて頂いてちょっと休ませて貰うわ♪
  じゃあ...下に置いてある荷物持って来ないと 」
「 オレ持って来ようか?」 「うううん!自分で運ぶから大丈夫♪」
言い終わるか終らないうちに跳び出して行ってしまったカーナに今後どんな我が家になるんだろうと
奏は改めて溜息ついて...仕事場に向かった。

                                        つづく

                                             
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                                          by sakuya
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
♪ あとがき ♪
目を通して下さってありがとうございます。昨日に引き続き2話目をUPできました。
いかがでしたか?
人物設定ってなかなかなもので...名前や性格や行動を決めるのって楽しくもあり難しくもあり。
家族背景一つにしてもいろいろ考えつつであれこれ思い浮かんでて
頭の中でまだ落ち着いてないのもあるのですが...今は要らないキモチ抱え込むより
ココで没頭できる方が癒えて行くようです。

お昼ご飯食べるの忘れてしまうくらいに...このstoryに入っちゃって(苦笑)
sakuyaのダイエットにも貢献してるかも(爆) 


さて...明日からO市の弓道場で弓道の大会が3日間あり Youも参加することになっているんで
応援に行って来ようと思っています。
体調イマイチなsakuyaなんですが...^^;
初めての大きな大会なんでね...。見届けて来ようと思います。

なので次回のお話は来週になりそうです m(_ _)m♪

   
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by sarasa618 | 2009-06-05 15:32 | 。*゜story゜*。 | Comments(2)
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~ prologue ~

「カナちゃん...泣かないでよ...。これ...ボクの大事にしてる宝物あげるから...」
「ひっく...でも...ソウちゃんのとっても大事にしてたプリズム貰っちゃっていいの?」
「うん...。だってカナちゃんとずっと一緒に居れないからこのプリズムが僕の代わりだよ。」
「・・・・・。ひっくっ...ソウちゃん....。」
「ほらっ...カナちゃんお空見て...大きな虹がかかってる♪ おジジが言ってたじゃん。
 虹の下で約束と願いをすると必ず叶うって...一緒にお祈りしようよ♪
 大きくなったらまた会えますようにって...」
「うん...。ソウちゃんとカナが大きくなったらまたここで会えますように...☆」

梅雨明け間近の空に大きな虹を見つけて跳び出して 
幼い2人が庭先の欅の木の下で...小さな約束を交わして虹に向かって約束を誓い
幼いながらもおマセな2人は大人のマネしてchu♪ などと...。

まさか...家の中で騒ぐ大人たちが...ギャラリーで微笑ましく見ているとは知らず...。 


当時...ソウ(7歳) カナ(5歳)は兄妹のように仲良いお隣さん同士でした。
とある町の高台の住宅街の一角だけ森林公園と見間違うような木々に囲まれた家の庭で
音楽一家のカナの家族が仕事の関係でイタリアに引っ越すことになり...送別会が行われる中
先程まで降っていた雨も上がり日が差しだすと大きな虹が現れて...
見つけた2人はこっそり抜け出して...しょんぼりしているカナを励ますソウがいました。

「ソウちゃん...カナのこと忘れないでね...。うんと大きくなったらココでまた逢ってね。」
「うん...。カナちゃんも忘れないでよ...大きくなったカナちゃんはボクのお嫁さんになるんだからねっ」
「うん...約束....ゲンマンねっ♪」


**************************************************************
それから...25年後...

「ちぃ兄ぃ~~~!! 起きてよ!! 早く!! また朝からあいつがストライキ起して飛び出しちゃったぜ!!」
「う...ん...。 ヲイ...今度はなんだぁ...?」
朝方まで仕事してて...仕事部屋のソファで仮眠をとっていたソウ(32歳)は居候兼ベビーシッターで
兄嫁の弟拓人(タクト)に起こされた...。

「ちぃ兄ぃ...またあの夢でも見たのかよ!いつまで引きずってんのか...いいとし歳こいたオッサンが...」
「五月蝿い!!お前にはデリカシーってもんがないのか...で...今度は何事だ?」
「あっ...そうだった...あのおチビ...コンビニおにぎりは嫌だって...お弁当作れってさ...」
ぴらっと見せた一枚の紙にはおチビの意思表示されてたお弁当の絵が描かれてた。
「う~ん...こりゃあ...義姉さんだって無理なこったかぁ...早いとこなんとかしないとな...。」
ポリポリ頭をかきながら...窓の外を見れば....
「ちぃパパ...大変!!直ぐ来てぇ!! 空が...お姉ちゃんのしちゃったぁ...!!」
「のした!!だと?!」
ソウと拓人は顔を見合わせあわてて庭に飛び出てみると...
番犬(ジャックラッセルテリア)空(クウ)がいかにも褒めろと言わんばかりにしっぽを振りながら
ご主人を見ていた...。
その横には...旅行者のような姿の少年ぽいような女性が...気絶?! いや...寝ていた。
「おい...大丈夫か?」 ペチペチとほっぺをたたいてみるが...起きそうにないので
とりあえず抱きかかえて家の中のリビングソファに移した。
…(こいつ細せーちゃんと食ってたんだろうか...にしてもお安らかにお眠りなこって...)ソウのつぶやき...。


生暖かいペロペロ...?!! 「えっ?!! うっきゃぁ~!! 」 
目を覚ますと...ワンコに大・中・小の顔がのぞき込んで見られてて取り乱した...。
「おっと...大丈夫かぁ? なんであんなとこ居たんだ?」
「えっと...今朝早く...日本について...朝一の電車に乗って地図見ながら見つけたら
 ホッとしちゃって...木がたくさんある家だなぁ...って思ってたら眠たくなっちゃって...寝てた。」
カラカラ笑いながらいうこの人は...。
「あっ...そうだ...ココの家主さんはどなた?おジジから紹介状預かって来たんだけど?」
「はあ?! おジジって?...まさか...あのおジジ?!なんだってまた... ちょっと見せて...
俺がココの一応家主のソウってんだ...」

懐かしい字で書かれてた封筒の中の手紙には...
【  よう! 奏 元気にしておるか?
   ちぃーと訳ありな子じゃが...しばらくそこで働いてもらうことにした。
   よろしく頼むぞ 

                              じじ  】

「・・・・おジジのやつ...何考えてんだか...ココは野郎ばっかりの住む家なんだぞ!!」
ソウはぶつぶつ言いつつも...どうしたものかと頭ひねってる間に...
幼稚園児のおチビこと...陸(リク)は交渉に入っていた...。はやっ...。
「お姉さん...あのさぁ..お料理できる?」
「モチロン♪ 大好きだよ♪ 」
「じゅあさぁ...早速だけど...ボクのお弁当作ってくれるかな?時間ないけど...」
「あはっ♪ 良いよ♪ どんなお弁当が良いの?教えてくれるかな?」
「こんなの...♪」って...先程大中2人で見て溜息ついた紙を得意満面な顔で見せてた陸。
「かわいいっ♪...好き嫌いはないの?材料はあるのかな?早速作るわよ♪案内して♪」
目を輝かせた陸は喜んでキッチンへと案内して行った...。
空も嬉しそうにシッポを振りながら後に続いて...。

あっけにとられた残された2人...。
「ちぃ兄...良いのかよ...女の子だぜ...おジジが寄越しったって...どうすんだよ...
 まあ...俺としちゃあ...助かるけどね...毎朝のストライキがなくなるのは...」
「そうだな...。 おジジが何企んでんのか知らねーけど...助かるわな...
 ヲイ...時間は大丈夫なのか?俺は午前中に片付けないといけない仕事があるんだけど...」
「今日は2講時からだから...陸は俺が送って行くよ♪」
「悪りぃが頼むな...。帰りは何とかするから...よろしくなっ」
ひと騒動後に仕事部屋に戻ったソウは...仕事に取り掛かった...。

拓人は...出かけの準備にと自分の部屋へいき支度をして...
キッチンに行くと... 今までにない美味しそうな香りが漂ってるのに驚いた。
「拓兄ぃ~♪ 見て♪ 凄いよ♪ 僕のお弁当~♪」
と...満面の笑みでもぐもぐ口動かしながらお弁当を指差して言う陸。
ワン♪ どうやら空も朝食にありつけているようで嬉しそうだ..。
「全ての言葉の後ろに音符つけてる陸なんて珍しいな♪ どれどれ...おっ♪こりゃ凄い」
陸の絵の通りに作られてたお弁当...。
それに...朝食...。
サラダ・オムレツ・カリカリベーコン・トーストのワンプレートにフルーツヨーグルトにジュース。
「あの...ここにあったもの勝手に使わせて貰いました♪ 冷めないうちにどうぞ♪」
こんな朝食スタイル...ココに来て初めてじゃねえ?などと思う...ダイニングに並べられた朝食に
目が点になってしまった拓人。
「ちぃ兄は仕事に入ったからしばらくは部屋から出てこないから...陸今日はオレが送って行くからな」
「えっと...朝食食べずに仕事ですか?なんて人...」
「...うーんとねっ...ココは男所帯でみんなバラバラなんだ...。食材は差し入れで届くみたいな感じ
 結構世話焼きな連中がたまり場としてるから...食うことには困らないんだ...ただ...
こういう家庭的な食卓は初めてオレ体験するかも...」
目を丸くした彼女は...あっけにとられてた...。
「拓兄ぃ...遅刻するぞ!! 幼稚園始まっちゃう...急いでよ♪」
いつも駄々捏ねてる陸は今朝はご機嫌に自ら着替えて出かける準備を始める...。
拓人も...先程から美味しそうな匂いで隙っ腹な状態を満たすかのようにぱくついた。
「美味しいよ♪ 上手いね♪お姉さん♪」
「お姉さんって...私カーナって言うのっ。よろしくね♪」 
美味しそうに頬張る拓人に笑顔でウインクして見せた...。 ドキン♪ (オレ...マジ恋二落チタカモ...)
真っ赤に照れつつも食べ終えた拓人はご馳走さまって手を合わせてから
「ごちそうさま♪ オレ陸連れて幼稚園送ってから大学行くから...後ヨロシク♪
 ちぃ兄は一仕事終えるまで部屋から出てこないから...そうだな...10時頃部屋ノックしてみて
 返事がある時だけ声かけて...でないと仕事中は集中してるから邪魔されるの嫌なんだって
 それまで...適当にしててよ。...朝から大変だったね..ありがとう...歓迎するよ♪
 じゃあ...行ってきます♪ 」
慌ただしく賑やかな2人が出て行くと...し~んと静まり返った...。
家の周りの木々たちが風になびきながらサワサワと音楽を奏でているようだった。

                                        つづく 

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                                          by sakuya
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♪ あとがき ♪
 
この前からしたためて頭の中で妄想してたお話を遂に書き始めました。
思い立ったら何とかで...リハビリには良いかなって思いつつですが...。
さてさてどうなりますか...。
ボチボチで楽しみたいと思っています。
どうぞヨロシク ♪

無断転載はお断りしますので...温かく見守って下さいね♪
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by sarasa618 | 2009-06-04 11:16 | 。*゜story゜*。 | Comments(2)
勿忘草色の空の下で… ~forget-me-not blue~


3話  引越し当日

AM9:50
数人の足音が近づいて来て ピンポ~ン・・・と玄関のチャイム音が鳴り響く。
紗那と薫子は互いに顔見合わせ 「は~~~いっ♪」って言いながら玄関に飛び出す。
「おはようございます!! クマ便引越しセンターです!!」
「はい♪今日はお世話になります。藤森デス。よろしくお願いします。」
「こちらこそ。担当の山崎・川辺・篠崎です。よろしく!」
  (ふ~~む。。。なかなかの粒ぞろいチームでんな....)薫子&紗那の暗黙の見解。
「早速ですが、荷物箱に番号を書いてありますので 引越し先の部屋に番号毎に入れて
 貰っていいですか?これが部屋の配置図です。大方荷物は割り振って置いてますから」
「了解デス! しかし...藤森さん慣れてらしゃいますね...
 ここまでしてもらっていると...僕らも作業し易くて助かります!
 じゃぁ 早速運び出しますね。」 
頭かきかき紗那は 「よろしくおねがいしますね。」って営業スマイル。
作業開始♪

「ちょっと...紗那...あんた変わり身早すぎ~!!」
「あはっ..すまんね。これ営業だし...薫だってそうじゃん♪
 おや?今日はいつになく お色気全開ですかい?」
にんまり笑いながら 薫子の胸を つんつんと突いておどける紗那に...
「///// 紗那ぁ~~~!!! 覚えてなさいよォ~~~!!!」
作業中の耳には届かないくらいの二人の会話。

運び出し作業が始まって 山積みのダンボール箱が次々消えていく...。
紗那の場合 日用雑貨類はほとんど無くて本ばかり...
今まで使っていたベッド&冷蔵庫は既にリサイクルに出していて 小さな1Kの部屋は
大きい物は無いので 運び出し作業もあっという間に終わってしまった。
運び出し終えた部屋を 掃除機かけ終えて 空っぽのなった部屋を二人で見渡す。

荷物運び出しを終えて積み込み作業を終えてやって来た 担当の山崎が
「これで完了ですか?積み残しは無いですか?」と声をかけて来た。
「ハイ♪ 無いです♪ありがとうございます。あっという間でしたね。
 ちょっと早めにお昼とられますか? これ気持ちしか入ってませんが みなさんで
 お昼のたしにして使ってください♪」 にっこり笑顔で封筒を山崎に手渡した。
「すいません。いいんですか?」 年齢からして思っても見なかった出来事に恐縮しながら
紗那と薫子を見る山崎...。紗那はすかさず
「あの午後の予定は 少し早めの変更になりますか?こちらも予定を早めますので
 転居先の到着時間決めましょう♪」
すっかりいつもの仕事ペースの紗那に 少々呆れる薫。
「そうですね。では30分予定より早めてよろしいですか?」
「はい♪かまいませんよ♪では あっちで到着おまちしていますね。荷物よろしく♪」
紗那の態度に くすくす笑いながら了解した山崎は部屋を後にした。 


再び空っぽになった部屋を見渡しながら二人はつぶやきはじめた。
「この部屋 学生の時からだから5年かぁ...いろんな思い出詰まってるよね。」
「そうだね...でも今日でおしまい♪次の幸せ見つけにスタートよ♪」
「紗那....もうふっきれたの??無理してんじゃないの???」
「あはっ...薫ねーさんには参るね...ぼちぼちってとこかな...
 でも前向きになったでしょう?あの頃の無気力な私からすれば...」
どこか しょんぼり...ため息まじりの紗那に さりげなく気遣いながら
「あんたがそう言うなら...少しはマシってことね。次の新居で気持ち切り替えて
 楽しまなきゃね♪」
「しばらく...恋はいいや。自分立て直さないと引きずりそうだし...
 恋する相手に元彼重ねちゃ悪いしね。」ペロッと舌出しながらハニカミ笑いの紗那。
「ふ~ん...。でもあんまりのんびりできるお歳でもないし 婚期逃して行かず後家の
 運命たどりそうだから紗那は...」 とちょっとはっぱをかけてみる薫だが...
「おいお~い♪薫ねーさんこそ よりどりみどりの殿方選ばずに遊んでていいんですかい?」
意味ありげに笑いながらイヤミで返す紗那。
「はぁ~~~ん...恋多き乙女にぬかす言葉ですか?只今未来の旦那候補見極め中って
 言ってほしいなぁ。紗那にはお手上げよ...んじゃぁ 行きますか新居へ...♪」
ポコッと後ろから肩叩いて抱き寄せながら 笑顔で部屋を出る。

玄関から部屋を見渡して ガチャン!!!(バイ...今日までの私...)心でつぶやきながら
ドアに鍵かけて 歩き出す....。
「薫。先に車で待っていて。鍵管理人さんに返して来るから...」
「うん♪行っといで♪車出して待って居るよ♪手荷物も持ってくよ♪」
「サンキュー♪じゃあコレだけヨロシク♪」駆け出して行く紗那を後に
薫は愛車の真っ赤なFWGを来客用駐車場から玄関横に車を止めて紗那を待つ。

仲良い老夫婦の管理人に別れを惜しまれながら お世話になったお礼と鍵を渡し
玄関までの見送りを丁寧に断ってマンション玄関に出た紗那は薫の車の助手席に
乗り込んだ。
「お待たせ~♪さっ行こうか♪薫。運転ヨロシク♪」薫の助手席に乗りなれた紗那は
シートベルトを締めて薫に笑顔で声賭けする。
「OK♪では行きますか...」 車を出す薫子。
進み始めてサイドミラーから遠のく学生時代から住んで居たマンションを眺めつつ
紗那は心の中で 今までの自分にピリオドを打った。

Bye Bye....今までのワタシ...ありがとう......。


                                       つづく...

 
※引越すまでに書き過ぎでしたかね...(苦笑)いよいよ新居に入ります♪
  お楽しみに...

                                    by sakuya

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by sarasa618 | 2007-07-16 13:02 | 。*゜story゜*。 | Comments(0)
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勿忘草色の空の下で… ~forget-me-not blue~


2話  引越し当日

AM8:00
カツカツ....ピンポン♪
「は~~い 開いてるよォ」 中から叫ぶ声の主...紗那
「おっはよ~~~♪ いいお天気になってよかったね」
玄関先に山積みされたダンボールをかき分け 顔を見せたのは 大学時代からの悪友
花房 薫子 
「おはよ~~。お休みの日に手伝わさせてごめんね。今日はよろしく♪」
化粧もせず メガネ&シャツ&ジーンズ姿・・・女ッ気全くナシで 
あんまり寝てないスローな行動してる紗那に苦笑しながら
「紗那~~あんた ちゃんと寝た?朝ごはん食べてないでしょ...まったく・・・」
紗那の行動パターンを知り尽くしている薫子は ため息つきながら鞄の中から四角い包みを
取り出し にぃ~~っと笑いながら紗那の目の前に差し出すと
紗那の目がぱちくりと見開く...。嬉しそうに包みを受け取り大事そうに頬ずりを...
「薫ママ特性お弁当だァ♪うふっ ありがとぉ♪ 早速頂いてよい?」
色とりどりのおかずにおにぎりが...感謝を込めて頂きます♪手を合わせてからぱくつく紗那
「おいひぃ~♪ 薫子サマサマだわ♪ 
私は薫ママで生き延びられているって言ってもおかしくないよね。あはっ感謝だわぁ♪」
などとのたまいつつ あっという間に平らげてしまう紗那に 苦笑する薫子。
「紗那の食べっぷりに 家のオカンは惚れちゃったんだもんね...
ある意味私以上に娘かもよ。んで...業者は何時に来るの?」
「もぐっ...10時頃かな...後で薫ママに電話しなくっちゃ♪」
「そんなん後々...紗那~その格好何とかしなきゃ...
何時見初められるかわかんないじゃない?早く営業顔準備して♪
 ここダンボール詰めたら終わりでしょ?やっとくから♪」
「んじゃ...ちょこっと支度するね♪任せちゃう♪ヨロシク♪」
スローな足取りで洗面に入って身支度... 10分後スッキリ顔して出てきた紗那に
笑いながら....薫は箱詰めを終えた。
「相変わらずお早いことで....後はもう完了なの?」
「うん♪掃除も終わったし 荷物もこのスペースだから少ないしね...
今度のとこは3倍の広さ荷物増えるよね...きっと...」

今まで住み慣れた部屋を見渡しながら しばし思い出に浸る紗那と薫子・・・
「いろんなコトあったね....。みんなで雑魚寝したり 夜な夜な話し込んだり...してさ・・・」
「よくやったよね...あはっ...みんな卒業してから散らばってしまって会わないもんね。
 楽しかったね...いろんな恋したしね...」
「紗那...もう大丈夫なの?吹っ切れてないようだけど...無理しなさんなよ...」
「うん....ありがと。ごめんね。いろいろ心配かけちゃって....
 もう少し癒えるまで時間かかりそう....薫....これからもよろしくお願いします♪」
「あいよ♪任せなさい♪なんてね...あはは...」
紗那の頭を抱き寄せて ぎゅう.... そこに数人の足音が近づき ピンポ~ン♪
二人で顔見合わせ にぃって笑いながら 営業顔になって玄関に飛び出す紗那に
変わり身の早い紗那に参った薫は笑いながら 紗那の後についって出て行った。

                                        つづく


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by sarasa618 | 2007-07-02 23:09 | 。*゜story゜*。 | Comments(0)

sakuya小説

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勿忘草色の空の下で… ~forget-me-not blue~


1話 新生活前夜


「え~っと.....管理人さん・ご近所あいさつ回り 終わり♪ ガス・水道・電気 Ok♪っと」
室内を見渡しながら....
[う~ん....やっぱりこのダイニングテーブルに決めてよかった♪ カーペットも落ち着いたね
 ベッドもバッチリじゃん♪ 後は やっぱりソファー欲しいな....
いよいよ.....明日からこの部屋で生活が始まるんだな.....♪」

      藤森紗那 25才 独身OL 彼氏なし 

学生時代から住み慣れた1Kの学生マンションから 2DKの賃貸マンションに明日から
引っ越すことにし すぐに生活できるように前もって ごあいさつとライフラインの確保と
新しい家具とカーペットと家電を入れにマンションに来ていた。

時刻は夕方6時すぎ 明日の段取りを確認して 部屋を確認し終え
カチャン..... 鍵をかけて 歩き出す.....。
カツ カツ カツ・・・・・
階段を下りて マンションを出て 空を見上げる。
大好きな夕暮れの空。勿忘草色(ワスレナグサイロ)の空色.....

「昨日までのわたし・・・Bye Bye      明日からのわたし・・・ヨロシク♪」

幾度となく 好きな空色の空を見上げては つぶやいたコトか.....
これから先 何度見上げては つぶやくのだろうか....
などと思いながら歩き出す....。

「いつか きっと....この空を見ながら しあわせな時間を過ごしてる♪
 大丈夫♪ 楽しい生活送るから....ここで....」

小さなガッツを込めながら ダンボールだらけのマンションに戻って行った。

 
                               つづく

   *やっとで書き始めました。まだ走りですがこれからをお楽しみに....*   by sakuya


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by sarasa618 | 2007-06-29 11:51 | 。*゜story゜*。 | Comments(0)

……♪

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forget-me-not blue…
勿忘草色(ワスレナグサイロ)
忘れな草の花言葉は 「真実の愛」「記憶」「恋人たちの花」
花の色から 浅い青を表す色名です。

sakuyaもYouも空が大好きです♪

夕方 日の沈む頃の空の色
朝方 日の昇り始める空の色が特に好きです。

濃い青 から浅い青の空色のグラデーションが…♪

時々 見ては綺麗な空に 想いを寄せて 酔いしれます。

ここでお知らせデス♪
ついに 小説書き始めます...

私の小説タイトルは
【勿忘草色の空の下で… ~forget-me-not blue~】です。

将来まで一緒に過ごせると思っていた恋人と破局し
なにもかもやる気をなくして居たら 周りの友人たちの優しさに癒され自分を取り戻し
新しい生活をスタートさせようと引越しする…
25才の大学研究室事務員 藤森 紗那を書き綴ってみたいと思います。
少しは…sakuyaの過去も入るかと…f^_^;
どうぞよろしく♪

by sakuya

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by sarasa618 | 2007-06-29 08:55 | 。*゜story゜*。 | Comments(0)