。*゜ミルクブラウン色のキモチ。゜*。

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日々生活の中で、想うキモチを書き綴っていきたいな・・・♪

カテゴリ:。*゜小説(you作)゜*。( 9 )

第3詩 芽生えのうた。

季節は瞬く間に過ぎて行く...。9月になり、3年生も部活には来なくなった。

海よりも自分。そう言い聞かす事が普通になり、何だか自分が軽くなったような気がしていた。

最近はPCを使って、Blogするようになり、小説や絵,Poemなどを更新するようになった。

そんな自分の感情を表す機会が増えたこと、友達が増えたことにとても感謝している。

そんな毎日が楽しく、自分の喜怒哀楽がコントロール出来ているみたいで積極的になれたと思う。

そんな中...修学旅行についての話が行われていた...。

(今回は京都と大阪か...)

配られたプリントを眺めていると、後ろの席の空が話しかけて来た。

「今回は研修があるなぁ~一緒の班になれるといいなっ♪」

「そーだね~どこに回ろうかな...?」

「香月ッ!!!!」

担任の先生の声が聞こえると同時に、慌しく返事をした。

「お前に修学旅行の責任者になってもらいたいのだが...いいか?」

「は...い...?」

突然の事だった。まさか...指名だったとは...

周りの生徒からも“確かに...香月は何でも出来るしな”“段取りもいいしね~”

のような声が聞こえていた。

「合唱コンクールもそうだし...体育大会やクラスでもよく段取りをしてくれたしな...
 今回はお前にやって貰いたいんだ。いいか?」

「はい...わっ...私でよければ...」

「なら決定な。じゃ、これからよろしく頼むぞ。」

・・・最近の美羽は、積極的に行事に参加するようになり、

いつも係などを引き受け、行事を成功させてきたのである。

その関係か...先生や生徒からの信頼は厚くなり、周りからも仕事を頼まれる事が多くなった。

「さっすが美羽やな~これで海との接点も出来ればいいなぁ~」

「そんなんじゃないって...;」

「照れるな照れるなw・・・あたしも協力するから仕事頑張れ~」

「うん!ありがと♪空w」

空が茶化したように...未だに海の事で言われる事も多い。

でも....好きじゃなくなったのは本当の事だし...

今は仕事に部活に大忙しなのだから、気にするコトも無い...。

少しでも...自分が大きく成長しているといいな...。

そんな事を考えていると...授業の終わりを告げるチャイムが鳴った。



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by sarasa618 | 2007-09-18 19:05 | 。*゜小説(you作)゜*。 | Comments(0)

第三詩 芽生えのうた。

「先パイ──先パイはそれでいいんですか...?」

「・・・話したら...余計に気まずくなるかもしれないだろ...?」

美羽は半分泣きそうになったが、必死に堪えながら言った。

「だって...もう後少ししかないんですよ...?先パイ達は引退して...すぐに離れ離れになっちゃう
 チャンスは...今しかないんですよ...。好きだったら...もう一度だけでも...話してみましょうよ..」

「香月...」

必死だった。海の事と重なってしまったからだった...。

「だから...前向きに考えて...部長だって、先パイと同じかもしれませんよ...。」

「そう...かな..。」

「そうですよ...きっとそう。」

泣きそうな顔でも必死で笑顔を作った。苦しんでいる蛍を救いたかったからだ。

蛍はふっ...と笑うと、

「有難うな...香月...。」

「いいえ...こちらこそ、話してくれて有難うございました。」

その一言が聞けた...。全身の力が抜けていく...そんな時だった。

「そーいや香月...何か、最近元気ないけど...どーした?」

正直、驚いた。・・・この事...海の事なんて言えるはずがない...。だが、口が開いてしまった。

「えへへ...先パイに話しておきながらアレなんですけど...・・・失恋しちゃったんです...」

「失恋?お前が?」

「まぁ...告白はしてないけれど...ですね。」

蛍は“そんな事か”と言って、答えた。

「ならさ、香月がもっと成長したトコ...見せ付けてやれば?」

「成長...ですか?」

「お前はさ...他のヤツと違って、リーダーシップとか取れるし、文章と絵が上手いし、
 いろいろ良いトコあるじゃん。もー少し表に出して、成長すればいいんじゃねーか?」

先パイは見てくれてたんだ...。私の良い所...たくさん言ってくれるなんて...

「ってオイ!!!泣くことねーじゃねーか」

気がついたら...泣いてた。ぽろぽろ...毀れていた。

「泣いてないッスよー」

「泣きながら笑うなよ;こえーよ。」

「・・・ありがとうございます!!!!なんか...フッ切れました!!!」

「おう!・・・ほら、さっさと止めねーと他のヤツが来るぞ。」

──そうだよね...今井先パイの言うとおりだよね...

    内気な私じゃダメなんだ...。もっと前向きにならないと!

    有難う...先パイ...じゃあね...海、今までの自分...。


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by sarasa618 | 2007-08-05 20:47 | 。*゜小説(you作)゜*。 | Comments(0)

第三詩 芽生えのうた。

・・・月日は経って、いつの間にか7月となっていた。

未だに...あたしは、笑う海の陰を探し続けている...

そんな憂鬱な日々を送っていた...。

Sat AM:6;50

今日は朝から市内の弓道場での練習...。

美羽は新しく来た1年生が集合場所を間違えないようにと、自主的に早めに行く...。

とは言っても、もともとそういう性格なのか...親譲りなのか...

小さい頃から集合時間には1時間30分は猶予をもたせるようになっていた。

集合場所の駅に着くと、朝のひんやりとした空気を感じ取るように目を閉じる...。

どこか、心を落ち着かせてくれるような...そんな感じがした。

AM:7;20

人通りがまるで少ない駅...駅前のバス停に一台の車が止まった。

降りてきたのは、先パイの今井...第一声はと言うと...

「香月...お前何時に着たんだよ...早すぎ!!!!」

「何時って...いつも通り7:00に着きましたよ?先パイだって早いじゃないですか。」

「ケタ違うだろー((笑」

いつも通りの蛍との会話...だが、今日は違った。

「なぁ、ちょっと...話聞いてくれないか?」

「はい...?いいですケド...」

蛍の顔はとても遠くを見つめているような...そんな感じだった。

「───俺は...川上のこと...好きなんだけどさ...ケンカして
 ...どうしたらいいか解かんねぇんだ。」

蛍が言う川上は...弓道部の部長...つまり、うららのことである。

「そう...なんですか...どうしてケンカを...?」

「─俺達はさ...前まで一緒に遊んだりしてたんだ...。」

話す表情が暗くなることが解かる...美羽も真剣な顔で聞き始めた。

──いつも、笑っているアイツが好きだったんだ。でも、告白とかは出来なかった。

   まぁ、俺がアイツのコトが好きってことは、この弓道部3年全員知ってんだけどな。

   ほら...そーいうのがあると...男同士でやっぱあるじゃん。

   “お前、告れよー”とかそういう系。

   んで、今年の3月...遊んだ帰りにアイツん家まで送っている途中で告ったんだ...。

   そしたらさ...アイツ、泣いてて...何も言わずに走っていった...。

   それから、俺と川上は全く話してないんだよ...。


話の最後には、既に顔は俯いていた。

「じゃぁ...今でも返事は...」

「んにゃ...返事はアイツの友達から来た。お前も知ってる秋山だよ」

秋山は、美羽が専門委員会でお世話になっている&信頼している先輩だった。

「“告白を取り消してくれないと...今井とは話さない...”だってさ...」

「え...どうして...?」

「秋山が言う話では、相当傷ついてた...って言ってた。
 だから...今でも俺と川上が話してるトコ見たことないだろ?」

確かに...言われて見ればそうだった。

蛍はもともと、親しく話すタイプではなかったが、

全員とコンタクトは取らないということは無かった。

だが...そんな蛍はなぜか、うららとは一言も話さないのだった。

一つ一つの言葉を受け止めた美羽は、静かに口を開いた...。



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by sarasa618 | 2007-07-15 22:08 | 。*゜小説(you作)゜*。 | Comments(0)
youですwwココでは、週1で恋愛小説を書いていこうと思っています。

タイトルは....

Changing My Love

舞台は、小さな町の中学校...主人公が恋をして、変わっていく...というStarryです。

おもな登場人物は、

香月 美羽(かつき みはね)・・・主人公。温室派。友達を作るのが苦手で、静かな性格。部活は弓道。趣味は、ポエム.絵を書くこと・歌を歌うこと。周りからは暗いと思われている。海に恋心を抱いているが───

星野 海(ほしの うみ)・・・クラスの人気者。テニス部所属。明るくて、少し泣き虫な女の子らしい性格。趣味は、音楽を聴くこと、テニス、機械いじり。

桜井 あかね(さくらい あかね)・・・海の彼女。美羽と同じく、弓道部所属。裏表が激しく、影では女子から嫌われている。何かと美羽につっかかってくる。

三浦 響(みうら きょう)・・・美羽の幼馴染。テニス部所属。明るくて、天然。けっこう悪ガキ的な存在だが、美羽の前では素直になる。

水野 葵(みずの あおい)・・・美羽の友達。弓道部所属。おっとりしていて、優しい性格。とても手先が器用。

富永 杏(とみなが あん)・・・美羽の友達。弓道部所属。浮き沈みが激しく、常にみんなの中に居たがる。可愛い物好き。

皆川 空(みながわ そら)・・・美羽の友達。あかねの肩を持つ。落ち着きがなく、常にみんなの中に居たがり、自分が目立たなければ気がすまない。

今井 蛍(いまい けい)・・・弓道部の先パイ。美羽の話し相手でもある。部長のうららに恋をしている。周りからは、印象が悪いと言われるが、打ち解けるとものすごくイイ人物。

川上 うらら(かわかみ うらら)・・・弓道部の部長。明るくて、面白い。蛍とは、ささいな出来事で話さなくなってしまう...。

秋山 凛(あきやま りん)・・・弓道部の先パイで、お母さん的存在。おっとりしているが、ONOFFの切り替えが出来る人。

本郷 拓斗(ほんごう たくと)・・・元弓道部で、今は高2。明るくて、変人の異名を持つ。しかし、みんなから一目置かれていて、仕事人でもある。


まだまだ増えるかもしれません...

ちなみに...ポエムなどは、私のもう一つのブログから引用するつもりです。(書き下ろしもあり)

それでは...お楽しみください...。

                                             by you

※下から1話目となっています。一話から読み返せるようになっています♪
  一番上は最新記事ですww


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by sarasa618 | 2007-06-02 09:00 | 。*゜小説(you作)゜*。 | Comments(0)

第一詩 恋のうた。

「...そろそろ...かな...」
制服の袖ボタンを留め、靴を履き始めた。

玄関に鳴り響くインターフォン...陽気なメロディーがとても心地よく感じる。

そう...今日から2年生になるのだ....

Changing My Love


「行ってきまーす!!!」
美羽は元気よくドアを開け、幼馴染の響と一緒に学校へと向って行った...。

「今日から2年やね...クラス替え...どうなったんだろ?」

響は茶化すように言った。

「愛しのうー君と一緒になれるといいね♡」
勢い良く頭を叩き、小さくつぶやいた。

「///だから...そんなんじゃないってばぁ....」
登校するときでも、二人はボケツッコミの夫婦漫才を繰り広げていた。

これが、二人の登校の様子である。

学校につき、二人は駆け足で生徒玄関に向った。

大きな紙が5枚貼られている。美羽と響は1組から順番に覘いていった...。

「合った!!!俺の名前!!!」
響は、3組の紙の前ではしゃいでいた。

(響と同じクラスか...海は...?)
自分の名前を確認し、海の名を探した...。

「よかったじゃんwwうー君と同じクラスでww」
響が言った通り、3組の紙には海の名前が書かれていた。

(やった...また...一緒のクラスだ!!!)

美羽は小さくガッツポーズをし、響と一緒に3組へと向って行った....。

3組の教室では、ざわざわと話し声が響いていた。

指定された席に着き、カバンを置くと、友達である杏と空が話しかけて来た。

「おーっ!!!やっとで同じクラスになれたなぁー!!」

「みーちゃん!!!よろしくぅー!!!」

「うん♪よろしく!!」

美羽はカバンから無造作に一冊のノートと筆箱を取り出し、ページを開いた。

「今度はどんな絵を描いたん?」

空はノートを手に取り、描かれている絵を見つめた。

一人の女の子が手紙を持っていて、背後には、想い人であろう..男の子の絵が漫画風に描かれていた。

「うまーっ!!ねぇ、今回はどんなコンセプト?」

「恋系..今からポエムを付け足そうと思ってww」

そう言って、手を動かし始めた...。

「出来たら、また見せてなぁーVv」

そう言って、他の人のところに行ってしまった...。

(海...はやく来ないかな...)

斜め前の海の席を見つめながら思った。

「・・・ッ...ああっ!!!」

勢いよくカバンを乗せ、響のそばへ向って行ったのは...海だった...。

(海...)

──海と出会ったのは...中1の時...アタシは一目ぼれだった....。
   
   私とは正反対で...カッコよくて...優しくて...でもちょっぴり女の子らしくて...
  
   そんな海に恋しちゃって...あなたの笑顔に今でもドキドキしてるんだ...

ずっと片思いでもイイ...海の傍に居られるなら...

ずっと...ずっと...

居られるのならば...
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by sarasa618 | 2007-06-02 08:59 | 。*゜小説(you作)゜*。 | Comments(0)

第一詩 恋のうた。

新学期が始まって、二週間が経った。

新しいクラスにもなれ、友達も増えた。

そんな...技術の時間....

「えーっと、今日はパソコンを使って、班でパワーポイントを作成してもらいます。」

それぞれに班で集まって、パソコンの電源を入れ始める。

私は海と響と同じ班だった。

「俺...パソコン苦手なんだよなぁ...海、美羽...教えてくれよww」

「そーいえば、響は機械オンチだったねwwまかせてww」

「つーか、簡単だろ?パワーポイントぐらい...」

海の声が響く...班での活動はとても心地がよかった。

だが...心地良い時間は...崩されてしまった...。

「なぁ、海...お前、好きな人とか居る?」

響は、美羽をチラチラと見ながら言った。

「///きっ...響!!!何言ってんのよ!!!バカ!!!」

「いいじゃんか...美羽も気になるだろ?」

「///・・・・・。」

海はため息をつきながら言った。

「響はまだ幼ねーなぁ...そんなコトばかり聞きやがって...」

ごもっとも...な発言だ。だが、響は諦めず、

「いいじゃんかww減るもんじゃねーし」

海は渋々と言った。

「そーいや...誰にも話してなかったケド...俺、彼女居るんだよね...」

心にその言葉が刺さった。

「先週、あかねに告ったんだ..アイツ、優しいし、可愛いし、ずっと目ェつけてたんだww
 勇気を持って告ったら...一発OKだったww」

(あかね...あの最低なヤツだ...)

あかねは女子の間では有名な“ワガママ女王”という存在だ。

そんなあかねの事が、美羽は大嫌いだった。

「・・・そっか...海は大人だねぇ...」

震える声を振り絞って、言ってみた。

「早ぇなぁ...海は...」

「そうか?」

照れながら笑う彼は、やっぱり眩しかった。

──泣きそうになったけど...必死で堪えた。

   堪えても...心の奥底では...偽りであってほしいと願った。

   そんな事しか出来なかった...辛くて...逃げたかったから...

   嬉しそうに話していた海を見るのが怖い...。

   大好きな笑顔が...頭から離れない...胸が苦しい...

   恋は...こんなにも辛かっただなんて...

パソコンの画面が付いたら...必死でキーボードを叩いた。

叩いてみたけれど...考える文章がぐちゃぐちゃで身が入らなかった...。

頭が真っ白になった技術の時間は...あっという間に終わってしまった。


   
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by sarasa618 | 2007-06-02 08:58 | 。*゜小説(you作)゜*。 | Comments(0)

第二詩 悲しみのうた。

それからと言うものの...やっぱり勉強が頭に入らなかった。

あかねが彼女になったという事を嬉しそうにはなす海の笑顔が頭から離れなかったからだ。

一日中憂鬱な感じがして、あっという間に放課後となった。

いつもより早く部活に来て、弓の準備を始める。

だが、どこかぼーっとしていて、ほぼ放心状態だった。

「香月か...早いなお前は...つーか中仕掛けがメッチャ綺麗じゃんww」

後ろから声をかけて来たのは、美羽の先輩...蛍だった。

「今井先パイ...ってホント!!!あたし、何時の間に...?」

「何だ?変なヤツだなぁ...」

そう言って、弓の準備を始めていた。

(何か...浮かないな...)

部員が全員集まった後、部活が始まった。

一年生は筋トレ&ランニングで、

二・三年生はそれぞれに射場で自由に射つという別れた活動である。

いつもは射つ事に夢中になって、楽しいと思えるのだが、

今日は海の事ばかり考えていて集中力が切れていた。

(はぁ...早く帰りたいよ...)

一本一本の矢を丁寧に曳いていく...。

その形を丁寧に行う事によって当たる確率が高くなるのだ。

美羽は曳いた矢を勢い良く放した。

スパァン!!!!

「セイ!!!・・・美羽...今日調子ええなぁwwもう五本目やんww」

「え...そーだっけ?」

空は笑いながら言った。

「何やー自覚無しなんか?ある意味スゲーやん↑↑」

「ホントだよww美羽ちゃん、今日はイイ日だねww」

部長のうららまでが美羽に声をかけた。

「あはは...次も頑張りマスww」

だが、その時も内心では悲しみで胸が一杯だった。

・・・結局美羽は、一日で十本当たるという快挙をなしとげ、練習が終わった。

弓を片付けているときも、頭は真っ白だった。

「香月...何か...変だぞ...部活の時も嬉しそうにしなかったし...」

再び蛍が声をかけて来た。

「そうですか?嬉しかったですけど...」

「嬉しそうには見えなかったからさ...何かあったのか?」

「・・・ええ、ちょっと...」

「・・・そうか...」

そう言って倉庫を出て行ってしまった...。

顧問の部活の様子を話す時間が毎日ある...。

いつも、顧問の癖を見て、空達と笑いながら話を聞くのだが、

今日はそんな気になれなかった。

部活の終了を告げるうららの言葉で、弓道部の活動は終わった...。

───ねぇ、美羽...

     どうして...こんなに胸が痛くなるの?

     わかんないよ...
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by sarasa618 | 2007-06-02 08:57 | 。*゜小説(you作)゜*。 | Comments(0)

第二詩 悲しみのうた。

(あーあ...一日が終わっちゃったな....)

バス停へ向う帰り道...歩きながらそう思っていた。

「おーい!!!香月ー!!!!」

「・・・?今井先パイ...?」

走ってきたのか...息が荒かった。

「一緒に帰ってもいいか?」

「・・・?はい?」

蛍は美羽の方をチラッと見て言った。

「・・・・何かあったら...俺に言えよ?頼りねぇー先パイだけど...」

「・・・?は...い?」

蛍は急に噴出して、笑い始めた。

「疑問系かよ~」

「だって...急に言われたら...」

「ま、お前らしいっちゃお前らしいな。」

「むぅ...」

不器用で...たまに意地悪だけど...そんな先パイの優しさが、心を救ってくれる気がした。

声を上げて笑っている先パイを見ると...こっちまでつられてしまう...

そんな場所が...大好きだった。

「ったくさ...今日の国語の時間も眠かったんだよなぁ...」

「大仏の授業ですか?」

大仏とは...三年生の国語の担当で、弓道部の顧問でもあった。

容姿が奈良の大仏にそっくりで、話し方もお経を読んでいるみたいなところから、

愛称が“大仏”となった。

「そうなんだよ...話し方もゆっくりでさぁ、そのくせ、黒板消すのが早いんだよ~」

「あはは...((苦笑 ウチの学年ではありえない...かも...」

「そうなのか?」

「はい。ノートを取らずに、話を聞いて、プリントにまとめるだけですから...」

「いいなぁー。そーいう先生が一番イイよ...」

「あはは...」

今日あった授業のコト、弓道部のコト、そして...弓の整備の仕方...など

バス停に向う道の間にたくさんのコトを話した。

先パイと話している間は...海のコトを忘れることが出来たんだ...。

バスを待つ間も...バスの中でも...飽きる事無く話し続けた...。

バスを降りるのは、あたしの方が早い。

でも...降りた後も、一礼してから自分の家へと向う...。

家に帰っても、気分は明るくなったような気がした...。


──今日は...話すことが出来なかったけど...

   先パイと話すことが出来てよかったと思う...

   明日、目覚めても...

   このキモチのまま、朝が始まればいいのにな...




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by sarasa618 | 2007-06-02 08:56 | 。*゜小説(you作)゜*。 | Comments(0)

第二詩 悲しみのうた。

「行ってきまーす。」

何時もどおり...幼馴染の響と一緒に家を出た。

「なぁ...美羽...」

「なぁに?」

「お前...海のコト...」

「・・・大丈夫だよ...♪全然平気ww」

「そう...?ならいいけど...」

言葉では平気なんて言えるけれど...予想どおり、朝には悲しみで一杯だった。

自分の言葉では上手く言えないけれど...なんかこう...

棘が刺さったように胸がちくちくする...

明るく笑わなければ...そう思う度に、自分の笑顔が無くなっていく気がした。

もう恋なんてしたくない...

恋をして、自分が傷つく事に恐れを持っていた。


「おはよー美羽ww」

「おはよー空ww」

鞄を机に置くと、空と話を始める。だが、楽しいと思ったのはつかの間だった。

「なぁ、あかねと海ってつきあい始めたんやろ?」

「・・・えっ...うん、そーみたいだね。」

「美羽...取られちゃってよかったんか?」

「取られるもなにも...好きとかじゃなかったし。ただの友達だよ。」

「えぇーっ、ウソやろーっ」

「ホントだよーっww」

ああ...またウソついちゃった...

好きだったという事実から逃げるため...でも、その分傷ついていく...

ちくり...ちくり...

話すたびに刺さっていく...

「そーいう空はどうなの?」

「ええ?居るわけないやーん♪」

「ウソでしょー((妖笑」

「ホントやでー((笑」

どんなに仲がいい友達と話したって、気分が晴れない...

どんなに泣いたって意味なんかない...

気がつけば...自分は棘だらけで、逃げることだけしか頭になかった。

言葉という盾を使って...

何れは盾も効かなくなるというのに...

そんなことは解かりきっていた。でも...弱かった私はそうするしかなかった。




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by sarasa618 | 2007-06-02 08:50 | 。*゜小説(you作)゜*。 | Comments(0)